自然、地域の再生願う 大宜味村白浜「キャンドルナイト」


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海上に浮かべたいかだにともされるろうそくの明かりをバックに、フラを踊る子どもたち=6日、大宜味村白浜

 【大宜味】塩屋湾に面する人口約30人の集落、大宜味村白浜で6日、自然回復や活性化を目指した催し「キャンドルナイト」(主催・海の森の会)があった。

海上や道路に約700本のろうそくがともされた。淡い光の中、フラダンスや歌が披露され、集落のにぎわいを取り戻そうと多くの人が訪れた。
 「海の森の会」は大保ダム建設をきっかけに、塩屋湾のヒルギ林を復活させようと、区民や周辺自治体の住民がつくった。キャンドルナイトはことし3回目で、自然について考えるとともに、過疎化する地域の再生を目指している。
 大宜味村内のサークルによる子どもたちのフラダンスがあったほか、東村出身の歌手・城間竜太さんらも出演した。「海の森の会」会長で、白浜区長でもある親川富成さんは「塩屋湾の生き物が増えるだけでなく、白浜に人も増えてほしい」と話していた。