マンゴージェラート開発 豊見城市観光協会とJAが協力


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豊見城でしか味わえない新特産品として限定販売される「とよさきマンゴーのさとジェラート」(右)=10日、道の駅豊崎内

 【豊見城】豊見城市観光協会(洲鎌孝会長)は、JA豊見城菜々色畑「笑輪咲(わらわさ)」との共同プロジェクトで、県産マンゴーや県産牛乳を素材にした「とよさきマンゴーのさとジェラート」を開発した。「マンゴーの日」の15日、道の駅豊崎で開かれる「とみぐすくマルシェ」で限定100食を販売する。価格は税込み380円。

 2009年から「マンゴーの里」宣言している同市では、マンゴーの加工品開発を進めており、JAがマンゴーの規格外品をピューレにして保存し、「マンゴーショコラ」などの地域限定土産品を販売している。
 同協会ではマンゴーの出荷シーズン以外でも市産マンゴーのおいしさをアピールしようと、JAおきなわ豊見城支店の協力で5月からアイスに比べ脂肪が控えめの「ジェラート」開発に取り組んできた。
 市産を中心にした県産マンゴーピューレと県産牛乳、砂糖、塩、レモンと素材にこだわり、保存料などは一切使用していない。
 口に入れるとマンゴーの風味が口に広がり、アイスとは違った独特の食感が味わえる。
 同協会の石田勝正事務局長は「夏場向けにマンゴーらしい新しい加工品として試作を重ねてきた。道の駅豊崎でしか味わえない限定性をアピールし、お客さまの声を反映して定番化を目指したい」と話す。
 道の駅豊崎では市観光プラザ「てぃぐま館」オープニングイベントで13日から15日まで「とみぐすくマルシェ」を開催。農産物販売、市特産のウージ染めなど工芸品の出店やマンゴー試食会、特価販売などがある。