沖大、夜間 来年度から廃止 応募減が理由


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 沖縄大学(加藤彰彦学長)の夜間主制度が、2014年度から廃止されることが12日、分かった。これで、全ての県内私立大学から夜間主制度がなくなる。同大は廃止の理由について「応募者が少なかったため」としている。

 同大学の夜間主制度は、勤労学生や社会人学生らが夜間に学べる仕組み。夕方以降実施する6、7時限の授業を4年間受講すれば、卒業を保証する制度だ。制度廃止後も6、7時限の授業は継続する。
 夜間主制度は法経学科法律専攻コース、経済・経営専攻コース、国際コミュニケーション学科英語コミュニケーションコース、福祉文化学科社会福祉専攻に適用していた。
 同大入試広報室は「予想より応募者が少なかった」と廃止理由を説明。仲地博副学長は「夜間の卒業保証のために必要な人的資源を、昼に学ぶ多数の学生のために使うべきだ」と話した。現在、夜間主制度を利用している学生について、4年間での卒業保証は続けるという。