石垣市 新城選手に市民栄誉章 「市民に夢と希望」


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中山義隆市長から表彰状を受け取る新城貞美さん=10日、石垣市民会館

 【石垣】石垣市は10日、市制施行66周年記念式典で、市出身のロンドン五輪自転車男子ロードレース日本代表、新城幸也さん(28)に市民栄誉章を贈呈した。新城さんは自転車レース世界最高峰のツール・ド・フランスに出場中で、授章式には両親が代理出席した。

 新城さんは八重山高校卒業後、フランスに自転車留学し、競技を開始。2009年、自転車レース最高峰のツール・ド・フランスに出場し、日本勢初の完走を果たした。現在は欧州を拠点に活動し、ツール・ド・フランスは2年連続4回出場している。
 全日本選手権を2度制し、八重山勢としては初の五輪出場を果たした。活躍が市民に夢と希望を与えていることなどが評価された。
 市民栄誉章の贈呈は昨年も検討したが、ロンドン五輪開催前だったため、見送った。
 表彰状の贈呈を受け、父の貞美さん(58)は「重みを感じる。今まで以上に精進してほしい」と話した。
 市民栄誉章はこれまでに、具志堅用高さん、夏川りみさん、BEGIN、茅原南龍さんら石垣市を代表する著名人に贈呈している。式典ではそのほか、市政功労賞を24人に贈呈した。