先島、暴風域抜ける 台風7号


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 沖縄気象台によると、台風7号は13日午後3時現在、石垣島の西北西440キロにあり、時速約20キロで西北西へ遠ざかっている。暴風警報は宮古島地方が同日午前4時10分、石垣島地方が午後12時54分、与那国島地方は午後4時5分に解除された。いずれの地方も同日午後7時現在、強風域にある。宮古島と石垣島地方で今夜遅く、与那国島地方と久米島地方では14日未明まで強い風が吹く見込み。八重山地方の沿岸海域は、13日夜遅くにかけてうねりを伴う高波で大しけとなる。気象台は厳重な警戒を呼び掛けている。

 13日午後4時までの最大瞬間風速は、与那国町祖納で60・2メートル(午前1時37分)。石垣市登野城では一時間の最大降水量が59ミリ(午前0時34分)、総降水量が194ミリを記録した。
 沖縄電力によると13日午後5時現在、石垣市を中心に約5900世帯が停電している。復旧見込みは同市と与那国町については「調整中」、宮古島市では「本日中」としている。
 県防災危機管理課によると、同日午後6時現在までに石垣島市と宮古島市で11人が重軽傷を負った。石垣市などの自主避難者12人は、全員帰宅した。住宅被害は、与那国町などで17軒が一部損壊した。
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