「洋楽=3」バックストリート・ボーイズ『イン・ア・ワールド・ライク・ディス』


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オリジナル・メンバーで復活した世界一のボーイズ・グループ
 ワン・ダイレクションやオースティーン・マホーンなど洋楽の新人アイドルが注目されるなか、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックが久々に新譜を発表。もしや!と思っていたら案の定でました。

 1990年代後半に世界的なヒットを放ったスーパー・ボーイズ・グループBSBの4年ぶり、オリジナル・メンバーとしては8年ぶり通算8枚目のオリジナル・アルバムです。彼らの魅力は5人のパーソナリティーをフルに生かした曲とパフォーマンス。特に楽曲はアップテンポからバラードまで親しみやすいメロディーが特徴、そのメロディーを絶妙なハーモニーでドラマチックに仕上げたのがBSBサウンドと言えるでしょう。
 2006年ケヴィンが脱退、もうあのハーモニーは聴けないと思っていたのですが今作で復帰、マックス・マーティンとワン・ダイレクションを手掛けたサヴァン・コテチャのタッグによるシングル曲を筆頭にさらに大人になったBSBサウンドを聞かせてくれます
 (ソニー・ミュージック・2520円)=北澤孝
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北澤孝のプロフィル
 きたざわ・たかし 1947年、東京生まれ。小学生のころからダイナ・ショアなど洋楽を好み、大学時代はニューオリンズ・ジャズ・クラブに所属し、トラッド・ジャズを研究。その後レコード会社、音楽出版会社に勤務。携わったアーティストは、ポール・モーリアからボン・ジョヴィ、ブリトニー・スピアーズ、MONKEY MAJIK、Superflyまで多岐にわたる。
(共同通信)

イン・ア・ワールド・ライク・ディス
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バックストリート・ボーイズ『イン・ア・ワールド・ライク・ディス』
北澤 孝