停電情報いち早く 沖縄電力、県内FM16局と協定


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 台風などの災害に伴う停電情報を県民にいち早く伝えるために、沖縄電力と県内全16のコミュニティーFM放送局は9日、停電情報の提供と放送に関する協定を締結した。

沖電によると、電力会社が提供地域の全コミュニティーFM局と協定を結ぶのは初めて。
 災害時の停電について、沖電はこれまで県内各報道機関に発生から復旧までの情報を提供していた。新たに地域に密着したコミュニティーFMと連携することで、市町村の小さな地域の停電も紹介しやすくなり、今後きめ細かな情報発信に期待がかかる。
 この日は沖電と、欠席を除く13のコミュニティーFMの関係者が記者会見に出席した。沖電の本永浩之取締役総務部長は「停電の情報入手はラジオが多く、この協定で、字など地域に特化した情報も発信できる。台風だけでなく、地震や津波などの災害でも同様の効果が期待できる」と話し、協定の意義を強調した。