本島近海で熱低発生 けさ最接近、台風に発達へ


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二つの熱帯低気圧(17日21時現在)

 沖縄本島の東海上で発生した熱帯低気圧は17日午後9時現在、那覇市の北北東約100キロにあり、時速約15キロで西北西へ進んでいる。

中心付近の最大風速15メートル、中心気圧は998ヘクトパスカル。沖縄気象台によると17日午後3時から24時間以内に最大風速17メートルとなり、台風に発達する可能性が高い。本島地方への最接近は17日夜遅くから18日明け方にかけてで、15メートルの強い風が吹く見込み。18日は本島地方、大東島地方、先島諸島で高さ3メートルの波が予想されており、気象台は海上の航行は注意し、海岸には近づかないよう呼び掛けている。
 本島地方の強い風は19日ごろまで続くとみられる。
 航空各社は18日の空の便に「影響はない」としており、那覇空港事務所でも18日の便は欠航などはないとしている。船の便は各社とも18日の朝に運航するかどうかを決める。
 本島の近海で熱帯低気圧が発生したのは16日。理由について気象台は「いつも熱帯低気圧が発生する遠い南の海と同じくらいの海水温になっている」と話した。
 16日に石垣島の南南西で発生した別の熱帯低気圧は、いったん沖縄から南に遠ざかったものの、発達しながら東南東に向けて進んでいる。