那覇市に住む新100歳の長寿者を祝う慶祝訪問が「敬老の日」の16日に行われた。翁長雄志那覇市長が、本年度に100歳を迎える大田カツさん=那覇市松山=の自宅を訪ね、長寿を祝い記念品を贈呈した。
大田さんは小学生の時に教科書で学んだ「自分のことは自分でせよ」という教えを人生のモットーにして生きてきた。現在も、洗濯物干しから畳むまでを1人でこなす。「できることは自分でする。じっとしていられない性分です」とちゃめっ気たっぷりに話した。
5人の子に恵まれ、現在、孫17人、ひ孫7人に囲まれている。「1人では生きていけない。みんなのおかげで元気でいることができる」と瞳を潤ませた。
翁長市長に長寿の秘訣(ひけつ)を聞かれると「3度の食事と、皆と仲良く過ごすこと」と花のような笑顔で語った。
翁長市長は「元気で明るい大田さんは、那覇市だけでなく日本の誇りだ。いつまでもお元気で、後輩たちを導いてほしい」とあいさつした。
翁長市長は同日、那覇市金城の武田景松さん宅も訪れ、長寿を祝った。