【中国時報】「中国」「中華」を排除 公営企業「台湾」に統一へ


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 台湾政府は12日、「中華郵政」を「台湾郵政」に「中国石油」を「台湾中油」に改称した。先ごろ打ち出した公営(国営)企業の「正名(名を正す)」政策の一環で、「中国」や「中華」の文字を「台湾」に置き換えていく。
 「中華郵政」から改称した「台湾郵政」では12日、陳水扁総統など政府首脳の列席の下、看板の除幕式が行われた。同社労働組合は改称が違法行為であるとして抗議しており、会場外が抗議集会で一時騒然とする事態となった。
 「正名運動」は今後、中華航空などへも拡大すると見られている。陳政権の脱中国政策は、低迷する支持率の持ち直しを図るものだとみられているが、米政府スポークスマンは「台湾が現状を一方的に改変したり、独立へ向かう」行為だとして支持しない意向を明らかにしている。