88種酵素の飲料開発 白川ファーム「飲みやすい味に」


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88種類の植物エキスを配合した「野草木果」をPRする白川ファームの大城自子取締役=26日、那覇市の奥武山公園

 八重瀬町にある農業生産法人白川ファーム(神谷清次郎代表)は、88種類の果物と野菜、ハーブ、野草、木の新芽から抽出した酵素に、シークヮーサー果汁を加えた濃縮ジュース「野草木果(やそうもっか)」を開発した。配合している植物は全て自社で無農薬栽培する。飲みやすく、酵素による消化吸収の改善効果も期待できる。

 県のアグリチャレンジ6次産業化支援事業を活用して4月に発売。半年間で400本ほど売り上げた。ありんくりん市の特産品コンテストでは「野菜嫌いの子どもにもおいしく飲みやすい商品」との評価を受け、今回導入された審査委員特別賞を獲得した。
 製造法は材料を3センチ程度にカットし、2、3日砂糖漬けにする。抽出したエキスは香りが強く、苦みが出ないように手で絞ったシークヮーサー果汁を加え、飲みやすい味に仕上げる。
 720ミリリットルボトルで税込み3500円。好みに合わせて水で希釈して飲む。産業まつりの2日間で100本の販売を目指す。大城自子取締役は「小さい子にも年配の方にも安心、安全な商品。試飲もできる。ぜひ立ち寄って」と呼び掛けた。