LEDで「光のカーテン」 未来企画、ガラス側面に搭載


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LEDの光が覆い、カーテンの役割となる窓ガラス「光のカーテン」を開発した未来企画の野原剛社長=26日、那覇市の県立武道館

 企画建築の未来企画(豊見城市、野原剛社長)は26日までに、発光ダイオード(LED)の光がガラスを透過することでカーテンの役割を果たす窓ガラス「光のカーテン」を開発した。金秀アルミ工業、住友化学と業務提携し、受注販売で県内外に展開する計画だ。

2014年4月にも本格的に商品として製造を始め、1年目の売上高は10億円を目指す。
 ガラスの側面に搭載したLEDの光がガラスを通して全体を覆い、目隠しになる仕組み。
 透過度がガラスよりも高いアクリル板を採用することでLEDの光がより拡散し、従来よりも外から室内が見えない構造になった。アクリル板は熱に弱く燃えやすいため建築資材に適さないという課題は、ガラスで挟むことで解決した。
 現在、光がカーテンのように左右に開いたり、ブラインドのように上下に動いたりする窓の商品化も進めている。国内、国際特許を出願中で、住宅や店舗だけでなく、乗り物の窓への活用も提案。野原社長は「新発想の商品を沖縄から発信したい」と意気込みを語った。