沖縄総合事務局は31日、2013年7月15日現在の県内耕地面積が前年比0・3%減の3万8800ヘクタールだったと発表した。高齢化や後継者不足による荒廃農地の増加と、宅地や農林道などへの転用が開墾面積を上回った。
同事務局が12年7月15日~13年7月14日に調査した結果によると、開墾により394ヘクタールが増加。しかし転用が116ヘクタール、2年以上耕作されていない荒廃農地が343ヘクタール発生するなど、原因が不明な土地を合わせて計512ヘクタールが減少した。
耕地面積の内訳は、畑が0・3%減の3万8千ヘクタール、残り800ヘクタール余りが水田だった。
沖縄の耕地面積は、県の総土地面積に占める割合が全国平均より4・8ポイント高い17・0%で、全国で8番目に高い。
一方、耕地に占める水田の割合は全国平均より52・1ポイント低い2・2%で、全国で最も低い。