開所半年、２９７人就職　県就業支援拠点「グッジョブセンター」

　求職者や事業主らの支援を目的に県が設置した総合就業支援拠点「グッジョブセンターおきなわ」（那覇市泉崎）で、相談者の就職実績が４月の開所からの半年で２９７人に上っている。

１日平均来所者は、昨年１１月に暫定的に業務を始めた前年度の２倍だ。ただ那覇市在住者が全体の７割を占め、那覇以外の人たちへのアピールが課題となっている。
　相談者の月別就職数は６月と８月が最多で６０人、最少は５月の２８人。相談者は延べ７５４３人（うち新規が１５９６人）だった。
　１日平均来所者数は６０人で、２０１２年１１月～今年３月の２８人から倍増。市町村別では那覇市が延べ６８４６人で、２位浦添市４０１人と大きな差がある。
　センター内の機関別相談者数は、幅広い相談に応じるハローワークが３４５３人、自立支援に取り組むパーソナル・サポート・センターが２４０８人、若者が対象のキャリアセンターは１７１１人となっている。
　相談内容は就職１８５１件ほか住居２４６件、生活資金貸し付け２０２件、心の問題や障がい１２８件、生活保護申請１０９件など生活面の相談も目立つ。
　センターの神里直樹事務局長は「センターに入居する機関同士の連携も良くなった。外部と情報を共有し、相談のたらい回しがないようにしたい」と語った。
　相談時間は平日午前９時～午後５時。（電話）０９８（８６５）５００６。