さんぴん茶使いパン ローソン沖縄、沖工高と開発


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 県立沖縄工業高校(山城邦定校長)とローソン沖縄(古謝将之社長)は、比嘉製茶(比嘉忠志社長)のさんぴん茶を使った「サクふわさんぴんパン」を開発した。130円(税込み)で、県内のローソン全店と那覇市内のサンエー4店舗で12日から発売する。

8日と9日には沖縄工業高の文化祭「沖工祭」で、400個限定の先行販売をする。
 6日、沖縄工業高で会見した古謝社長は「斬新でわれわれには出ないアイデアを出してくれた。沖縄にはいい材料が、まだまだたくさんあるので、今後も地元の材料を使っていい商品を発売していきたい」と商品開発に意欲を示した。
 同校生活情報科の生徒5人が味やパッケージデザイン、名称などを半年間かけて考案した。さんぴん茶葉を練り込んだクッキー生地とふわふわのパンで、さんぴん茶味のホイップクリームを包んでいる。
 味見した山城校長は、「独特のさんぴん茶の香りがして、甘さと苦さの絶妙なバランスがいい」と感想を述べた。
 開発に携わった同校3年の佐久本せれんさんは「さんぴん茶葉の配合は人それぞれ好みが違うので調整が難しかった」と開発途中で苦労したことを振り返った。「香りを楽しみながら召し上がっていただけると思う」と魅力をPRした。
 販売期間は12日から3週間で、販売目標は2万3千個。

「サクふわさんぴんパン」を開発した県立沖縄工業高校の生徒ら=6日、那覇市の同校
開発された「サクふわさんぴんパン」