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【名護】名護市内でロケを行い、来夏公開を予定している映画の監督に決まった大谷健太郎さんと松井和彦プロデューサーら関係者が5日、名護市役所に稲嶺進市長を訪ねた。
大谷監督は「見た人が名護に来たいと思う映画を目指す」と抱負を語った。
大谷監督は2005年に公開されたヒット作「NANA」で監督・脚本を務めた。4日から名護を訪れ、ひんぷんガジュマルや名護城など市内を視察した。
名護城からの眺望に感動したという大谷監督は「名護の魅力を知ってもらいたいという市民の皆さんの熱意を感じた。市民の皆さんと一緒に作り、自分たちの映画だと思ってもらえるようにしたい」と述べた。
松井プロデューサーは今後脚本の骨子を固める作業に入り、24日に市内で配役を含めて発表することを報告し「地元で話を聞いてイメージを膨らませたい」と語った。
稲嶺市長は「名護の日常を外から見てもらい光るものを探し当ててほしい」と期待した。
映画は、名護十字路を中心とする中心市街地で店舗を営む事業者や映像制作会社でつくる有限責任事業組合(LLP)名護まち活性計画(末吉司代表)が製作。30代女性を主な客層に想定し、映画と連動した交流拠点整備などを行う。