企画建築の未来企画(南風原町、野原剛社長)は、ガラス全体を発光ダイオード(LED)の光で照らすことで内側を見えないようにする窓ガラス「光のカーテン」の受注を開始した。
業務提携する金秀アルミ工業(西原町、呉屋守章社長)が製造・販売する。1平方メートル当たりの価格は約8万円で、一般的な窓ガラスに比べ5割高だが、受注量によっては単価の値引きもある。
住友化学の100%子会社で共同開発者の住化アクリル販売(東京)、金秀アルミ工業と7日に県庁で記者会見を開いた。
光のカーテンは、内側から外を見ることはできるが、外から見ると昼間は鏡になり、夜はLEDの光で中を見えなくしている。色は約250色ものバリエーションがあるという。ガラスを満遍なく照らすために透過度が高いアクリル板を2枚のガラスで挟んでいるため、通常より5~8ミリ厚くなる。
県内外の住宅やホテル、オフィス、ショッピングセンターなどに売り込む。現在国内外で特許を出願しており、将来的には海外での販売も視野に入れている。
野原社長は、光で外側に文字を表記して広告に使うことなども検討している。「使用法を発展させながら、付加価値を高めたい」と力を込めた。
英文へ→Okinawan company starts selling “photic curtain”