第39回県畜産共進会(同協議会主催)の種畜部門が8日、糸満市の南部家畜セリ市場で開幕した。9日まで。肉用牛、乳用牛、種豚各部門で延べ39人が優秀賞に輝いた。県内各地から選抜された100頭以上の優秀家畜が出品され、農家の改良や飼育管理技術の成果を競った。
2日目は農林水産大臣賞や県知事賞などを決める褒賞授与式のほか、県内食肉の試食販売などがある「まーさんフェスティバル」とおきなわ山羊(ヤギ)品評会も同時開催する。
審査は家畜の体型や発育状況、繁殖能力などを評価。審査委員は県畜産課や県畜産研究センター、県家畜改良協会などの職員が務めた。種別では、肉用牛と乳用牛にそれぞれ若雌と成雌があり、種豚は未経産、経産、親子群、若齢雄、壮齢雄に分けられる。
同協議会の赤嶺勉会長は「家畜改良の促進は畜産経営の安定に欠かせない。優劣を競うだけでなく、管理技術の情報を交換して県の畜産発展につなげてほしい」と述べた。