沖縄ツーリスト(那覇市、東良和社長)は、イスラム教徒(ムスリム)向けの英語版の沖縄観光案内冊子「ムスリムフレンドリーオキナワ」を発行した。
12日、東社長や沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の上原良幸会長らが県庁で発表した。
冊子はA4版32ページ。県内でムスリム観光客を受け入れるホテル施設やイスラムの戒律に従って調理・加工された「ハラール」料理を提供する飲食店、2014年の礼拝時間表などを掲載した。
3千部を無料発行し、うち1500部をOCVBと那覇市観光協会に配布する。
東社長は「冊子を海外、特にムスリムが多く居住する東南アジアの旅行博覧会で配布し、販促ツールとしていきたい」と話した。
これまで同社は約350人のムスリム団体客を受け入れてきたが、今後年間1千人を目指すという。
OCVBの上原会長は「海外客の誘致にはこれまで台湾や中国を重点市場としてきたが、今後、多くのムスリムがいる、タイやインドネシアをターゲットにプロモーションをかけていきたい」と強調した。
英文へ→Okinawa Tourist Service issues guide booklet for Muslim travelers