各種スポーツのキャンプや合宿、イベントの県内誘致、受け入れを担う「スポーツアイランド事務局(仮称)」が13日、設立した。沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)に窓口を設置。県内の競技施設や宿泊施設などスポーツ環境の情報を県外、海外のスポーツ団体に発信し、誘致につなげ、スポーツを通し地域の発展を図る「スポーツアイランド沖縄」の実現を目指す。
事務局は県やOCVB、県体育協会が連携して運営する。県体育協会は那覇市奥武山町の体協会館を建て替え、スポーツアイランド拠点会館(仮称)の整備を計画しており、事務局は供用開始予定の2015年4月から同会館に移転し、業務を本格化させる。
また県は、「スポーツアイランド沖縄」のロゴマークを同日、発表した。競技スポーツの躍動感とスポーツで人々が元気になる様子などを表現し、スポーツによる感動を国内外に発信、世界へ羽ばたく思いが込められているという。各種スポーツイベントやPR活動などで活用していく。
キャンプや試合、合宿などの県内実施件数は増加傾向にあるが、受け入れは各施設を管理する各市町村が窓口になっていた。事務局は市町村と連携し施設の空き状況などを集約し、受け入れ環境を整える一方、問い合わせへの窓口を一本化することで、誘致や受け入れ体制を強化する。
県は13日、那覇市のタイムスビルで事務局設立記念シンポジウムを開き、事務局設立の意義やスポーツによる地域振興の可能性などについて話し合った。