下村博文文科相「教科書改革実行プラン」発表 愛国心教育徹底へ


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 【東京】下村博文文部科学相は15日の記者会見で、小中高校の教科書検定基準と教科書採択を見直し、「愛国心を育む」などとした教育基本法の趣旨を徹底するための「教科書改革実行プラン」を発表した。検定基準の見直しは2014年度の中学校教科書の検定から適用し、無償措置法の改定は14年の通常国会に改定法案を提出する。沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)への影響については「個別具体的なことには言及しない」と言及を避けた。

 八重山教科書問題に絡み、地方教育行政法の見直しも議論されていたが、下村氏は「まずは最小限の見直しで対応する」と述べ、無償措置法の改定により、採択地区協議会のルールを明確化させることで地区内同一の教科書を採択させる考えを示した。
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