那覇で就職・生活相談 法律、心…一カ所で課題整理


社会
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 図書館の持つ課題解決型サービスの役割を生かした相談無料・予約不要の「就職・生活なんでも相談会」(県立図書館、県労福協就職・生活支援パーソナル・サポートセンター南部事務所主催)が16日、那覇市の県立図書館で開かれた。1日で30人が相談に訪れ、法律や生活保護など各分野の専門家から助言を受けた。1カ所(ワンストップ)で相談できる利便性を生かし、相談者は複数の課題を整理していた。

 会場内外には、相談に関連する図書目録と、関連相談・支援機関を一覧にしたチラシも置かれた。無料求人誌を見て訪れた20代の女性は「生活費や家族の問題を相談したが、このような相談会は初めて。優しく話を聞いてもらえて良かった」と語った。
 相談内容は法律関係が11件、心の相談が6件、就職11件、生活保護5件、住宅支援6件、生活福祉資金貸し付け9件だった。パーソナル・サポートセンターの専門相談員は「社会福祉制度の情報を知らず、使えていない人は多い。一人で悩むより、気軽に相談に来てほしい」と話す。
 同センターの無料相談会は各地で行われており、今回で12回目。石垣市健康福祉センターで20日、うるま市で来年1月16日に開く。問い合わせは同センター(電話)098(865)5003。