世界遺産で愛誓う “出会いの地”座喜味城跡


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長男の元翔ちゃんを抱く當山元進さん(中央)と万紀子さん(右)、立会人の比嘉座喜味区長=17日、読谷村座喜味

 【読谷】世界遺産に登録されている読谷村の座喜味城跡で17日、當山元進さん(37)、万紀子さん(31)=旧姓渡邊=夫妻が結婚式を挙げた。親類や職場の同僚が集まり、伝統的な琉球衣装を着た2人を祝った。

 元進さんは座喜味出身で、万紀子さんは東京都出身。2011年に座喜味城跡で開かれた祭りで元進さんと、休暇で沖縄に来ていた万紀子さんが出会い、交際が始まった。昨年6月に入籍し、今年の元日には長男の元翔ちゃんが生まれた。
 元進さんは「2人が出会った城跡で結婚式ができ、とても幸せ」と笑顔を見せた。万紀子さんは「世界遺産での挙式に歴史の重みを感じる」と話した。
 結婚式の立会人を務めた座喜味区長の比嘉光雄さん(58)は「地元出身の青年が座喜味城跡で結婚式ができたことは私たちの誇りだ」と喜んでいた。