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ゴルフのOTV杯マスターズ選手権大会は最終日の21日、恩納村の美らオーチャードGC(6367ヤード、パー72)で行い、64歳以下の部は首位と同じイーブンパーで2位(マッチングスコア方式による)からスタートした目取真滋(美らオーチャード)が通算5オーバーの149で回り、初優勝した。
2位には1打差の150で根路銘仁(同)が入った。65歳以上の部は仲村清雄(同)が2連覇を果たした。
◆ショット好調 逃げ切る
64歳以下の部は、2日目前半を1バーディー、1ボギーのイーブンパーで締めた目取真滋(美らオーチャード)が逃げ切った。
ホームとしているコースだけに、その特徴は熟知している。堅実に「フェアウェーを外さないよう心掛けた」。
初日からティー、セカンドともにショットが好調で、2日目前半まで含めた27ホールは「出来過ぎ」と言うぐらいの内容だった。
前半を終えてトップに立ったが、優勝を意識したといい、緊張で「しびれてしまった」と振り返る後半は5オーバー。「大事にいこうとして消極的になった」という。
昨年は8位。スコア上位がそろう最終組で2日目を回ったが、栄冠に届かず「悔しい思いをした」。それだけに「勝ちたいという気持ちが強かった」。
「勝負の一打だった」と振り返ったのが後半15番(パー4)の2打目。およそ170ヤードのショットをしっかりグリーンに乗せ、ピンそばにピタリと寄せた。バーディーこそ奪えなかったが、「難しいコースでパーを取れた」と納得している。
後半はスコアを伸ばせなかったが、大きく崩れずにしのいだ。
ゴルフを始めて20年という51歳。「プレッシャーもあった」というホームで栄冠をつかみ「応援してくれた人に少しでも恩返しになったかな」と笑みがあふれた。(宮里努)