名護発映画 後押し 自販機収益を製作費に寄付


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ムービーベンダーの趣旨を説明する後藤力さん(右)=20日、名護市の名護大通り

 【名護】名護を舞台にした映画製作を通して地域活性化を目指す有限責任事業組合(LLP)名護まち活性計画は20日、名護市の名護大通りに収益の一部を映画製作費に寄付する自動販売機「ムービーベンダー」の1号機を設置した。

 2014年1月下旬から始まる名護ロケに向け、30台を目標に順次設置する。
 ムービーベンダーはLLPと沖縄伊藤園が協力して実現した。自販機の前面にある広告スペースに映画製作の趣旨やエキストラ募集などの案内が表示されている。
 自販機ごとの売り上げに応じて収益の一部が映画製作費として使われる。設置式でLLPの後藤力さんは「地元の人みんなで映画を作る機運を高めていきたい」と語った。
 24日に名護大通りで開催されるトランジットモールに合わせ、午後2時から関係者によるシンポジウム、午後3時から大谷健太郎監督を迎えて「製作宣言」が行われる。