キングス、8連勝 bjリーグ第14戦


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=11勝2敗)は24日、愛知県の豊橋市総合体育館で浜松・東三河フェニックス(同地区3位=8勝5敗)と今季第14戦を行い、77―64で勝って8連勝とした。

キングスは第1Q(クオーター)に8―14とリードを許すが、第2Qにキブエ・トリムの連続得点などで37―24と逆転。第4Qもドゥレイロン・バーンズの3連続3ポイントシュートなどでリードを広げた。終盤に追い上げられる場面があったが、振り切った。キングスの次戦は12月7、8の両日、沖縄市体育館でバンビシャス奈良と2連戦を行う。

琉球ゴールデンキングス(12勝2敗)
77―64(8―14,29―10,19―13,21―27)
浜松・東三河フェニックス(8勝6敗)

◆素直にうれしい
 伊佐勉HC(キングス)の話 この2連戦を勝ち切れたことは素直にうれしいし、次戦に向けて課題が明確になった連戦だった。あしたからの練習で一つ一つ修正していく。

◆第2Q、一気29得点/地力の違い見せつける
 キングスの勢いが止まらない。第1Qで8―14と浜松にリードを許したキングスだったが、ここから地力の違いを見せつけた。「常にリングを見てアタックし続けろ」。伊佐勉HCはそうげきを飛ばした。
 波に乗ったのは第2Q。キブエ・トリムが209センチ、109キロの体を生かしてリング下で強さを見せ、出だしに3本連続しシュートを決めた。
 さらにトリムのフリースローで逆転、積極的に仕掛けた守りから流れを引き寄せた。山内盛久がスチールから速攻を決めるなど、キングスは第2Qだけで29得点。対する浜松を10得点に抑え込んだ。
 猛攻のきっかけをつくったトリムは、相手攻撃でリバウンドを許したことなど前日の反省点を「強く意識して試合に臨んだ」と振り返った。
 フリースローの精度の良さも目立った。決まったのが浜松16本中9本(成功率56%)に対し、キングスは22本中19本(同86%)。強い当たりでファウルを誘い、得点機を広げた。
 これで今季12勝。キングスが首位を独走している。
 だが、主将の金城茂之は「連勝はうれしいが、チームとして意識していない」ときっぱり。ミスが続いた場面もあり「まだまだ修正しないといけない」と気を引き締める。目の前の試合に勝利することに集中していくことに変わりはない。