南農・新城君、2年連続 全国優秀賞 農業ク大会


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日本学校農業クラブ全国大会農業鑑定競技会園芸の部で2年連続優秀賞に輝いた新城泰志君=22日、南部農林高校

 【豊見城】10月に埼玉県で開催された第64回日本学校農業クラブ全国大会(日本学校農業クラブ連盟など主催)の農業鑑定競技の「園芸」部門で南部農林高校(知名幸一校長)食品生産科3年の新城泰志君が昨年に続き優秀賞に輝いた。

2年連続の快挙に同校では「来年県内で開催される全国大会に向け、後輩たちへの励みになる」と喜んだ。
 大会は農業を学ぶ全国の高校生が出場し、農業の知識や技術を競うもので、「農業高校の甲子園」といわれている。出題は40問で1問当たりの解答時間はわずか20秒。机の上に並んだ植物や農薬、実験器具などを鑑定・判定し正解率を競う。
 新城君は園芸分野で学んだことを復習、植物について300にも及ぶ項目を調べ直す作業を繰り返し、大会に臨んだという。「プレッシャーもあったが、楽しみながら競技に参加できた。2年連続の優秀賞はうれしい」と笑った。現在、受験勉強中で「琉球大学農学部に進学し、植物の害虫や病理学について研究したい」と意欲を見せる。