南城市の突風 竜巻と特定できず 沖縄気象台


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 沖縄気象台は26日、南城市でビニールハウスの損壊や漁船横転などの被害をもたらした25日朝の突風について、「竜巻の可能性があるものの特定には至らなかった」とする速報を発表した。突風や竜巻の強さを示す「藤田スケール」は「F0」(約15秒間の平均風速17~32メートル)と判断した。

 気象台は25日に現地調査した。突風の発生時に活発な積乱雲が通過し、被害が帯状に分布するなど竜巻の可能性を示す兆候が見られた。
 一方、飛散物などの向きがほぼ同じで、竜巻に特徴的な渦巻き状の痕跡が少なかったことから、竜巻と特定するには至らなかった。
【琉球新報電子版】