新酒ワイン堪能 浦添・茶山自治会のボジョレ会


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何度も乾杯する茶山自治会のメンバーら=22日、浦添市仲間の茶山自治会館

 【浦添】フランス・ボジョレー産赤ワインの新酒「ボジョレ・ヌーボー」の解禁日翌日の22日、浦添市仲間の茶山自治会では「第12回 茶山ワインパーティー『ボジョレヌーボーにとり憑(つ)かれて12年 今夜は最高!』」が行われた。

愛称で呼び合う30代から80代の参加者35人はワインを飲みつつ、ソムリエによる解説や楽器演奏観賞を楽しんだ。
 パーティーを企画した高江洲正仁さん(79)は、普段からワインしか飲まないかなりのワイン通だ。「12年前にボジョレ・ヌーボーをみんなに紹介しようと企画したら、大好評で毎年続いている。もうやめられない」と笑う。
 隣の経塚自治会から参加した川上宰夫(さいお)さん(74)は「ワインのみならずみんなでムードを楽しんでいる」と参加者を眺めた。
 毎年恒例の川柳大会で「いい夫婦 笑顔重ねて ボジョレ会」と詠み、最高賞に当たる「天賞」を獲得した山城東雄(あずまお)さん(69)は授賞式で、この日が誕生日の妻・さかゑさん(67)をサプライズでお祝いした。
 さかゑさんは「とても感動した。(夫は)ときどきこんな演出をしてくれる」とうれしそうに言った。
 茶山自治会では毎週火曜日に、スポーツ大会や講演会、工場見学などを企画する「茶山塾」を行っている。また、約40年前に茶山地区に移住した中の15人からなる平均年齢77歳の“男子”「茶羅蛮児紅楽部(さらばんじくらぶ)」は、毎年10月に北部の海で赤いふんどしを締め泳ぐ「赤ふん祭り」を敢行するなど、少年の心を忘れずに地域の結び付きを強めている。