宮古病院、耳鼻科外来を制限 来月から紹介状のみ


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 【宮古島】県立宮古病院(安谷屋正明院長)は医師不足のため、12月3日から耳鼻科の初診外来を紹介状のある患者のみに制限する。

期間は未定。同病院は「医師確保が難しく、派遣医の負担が増している。できるだけ地域の病院を利用してほしい」としている。
 同病院の耳鼻科では昨年12月から退職のため常勤医がいなくなった。今年1月以降、琉球大から週2回、医師の派遣を受けていたが、6月から週1回に減ったという。
 同病院によると、派遣医は外来以外に入院患者も診ているため、予定通り本島に帰れない状況に陥っていた。同病院は「退職した常勤医も島内で開業しており、地域全体としての医師数は減っていない」と説明し、他の病院の利用を呼び掛けた。