産業まつり、売上高減1億3266万円


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 第37回沖縄の産業まつりの第2回実行委員会(会長・湧川昌秀県工業連合会長)が27日、那覇市のホテルロイヤルオリオンであり、実績や決算書などを報告した。今年の産業まつりは、会期が10月26、27の2日間で例年より1日短く、総売上高は前年比8・2%減の1億3266万円だった。

商談などの実績は出展企業34社で150件だった。
 台風の影響で会期を1日短縮した今年のまつりについて、出展者からは金曜日の来場者が少ない点や経費抑制などを理由に「開催は土曜、日曜の2日間にした方がいい」との意見が多数上がったことが紹介された。金曜日の開催でメディアに露出することで土・日の集客に呼び水となっている事態もあることから、事務局はあらためて出展者らにアンケートを取り来年の会期設定に反映させると説明した。
 出展者総数は前年比2・4%減の485社・団体。屋内展への参加が17・1%減の175社・団体だった。
 運営への課題として、台風による開催期間変更の連絡が遅いとの指摘があり、事務局はホームページの活用も検討するとした。送迎バスを待つ客で行列ができていたことから、増便や運行ルートの変更も検討する。