P8哨戒機を来週配備 嘉手納基地に順次6機


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 日米安全保障協議委員会(2プラス2)で合意した嘉手納基地へのP8対潜哨戒機の配備が12月1日から始まることが28日、明らかとなった。

外務省からの通達を受け、すでに沖縄防衛局が関係市町村などに通達しており、同基地所属のP3C哨戒機と交代される。武田博史防衛局長が同日の定例記者会見で説明した。P8が米国以外で配備されるのは初めて。
 嘉手納基地には現在、P3C哨戒機と派生型のEP3電子偵察機が合計で8機配備されている。そのうちP3C哨戒機6機を段階的に換装していく考え。
 米軍普天間飛行場返還・移設問題をめぐり、自民党県連と県関係国会議員でつくる「かけはしの会」の全員が辺野古移設容認に転じたことについて、武田局長は明言を避けた上で「普天間飛行場に関する危険性の除去は喫緊の課題であり、固定化は絶対にあってはならない」と強調した。