【うるま】うるま市の沖縄IT津梁パーク企業集積施設2号棟=イメージ図=の起工式と安全祈願祭が28日、建設予定地で開かれた。施設は開発事業者の沖電開発(浦添市、島崎一二社長)が建設し、県が借り上げた後に、データ通信やシステム構築を手掛けるNTTデータ(東京、岩本敏男社長)が入居する。
来年8月に200人規模で業務開始を目指す。
同社は高機能事務センターと位置付け、企業の事務処理を請け負うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を展開。地元を中心に新規採用し、最大400人の雇用を見込む。
施設は3階建て鉄骨造。敷地面積は約7千平方メートル、延べ床面積約3千平方メートル。施設は同社が運用する全国5施設で最大規模となる。
起工式で県商工労働部の小嶺淳部長は「県のITブランド力の向上、人材の育成、雇用拡大に貢献してほしい」と期待した。NTTデータ執行役員の笹田和宏ビジネスソリューション事業本部長は「市近郊の雇用創出に役立ちたい」と語った。