県ドクターヘリ5周年で報告会 救命率向上寄与を評価


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スタッフの説明を聞きながらヘリを見学する子どもら=1日、浦添市のてだこホール裏の空き地

 県ドクターヘリの5周年を記念した報告会(県ドクターヘリ運航調整委員会事務局主催)が1日、浦添市のてだこホールで開かれた。

離島診療所の医師が「本島の病院への搬送がスムーズになった」「妊婦の急な出産に伴う搬送も、ヘリがあるから対応できる」などと述べ、救命率向上につながるヘリの役割を評価した。報告会の後は、ドクターヘリがホール裏の空き地に着陸した。子どもらが目を輝かせながら乗り込み、内部を見学した。
 県ドクターヘリは、浦添総合病院救命救急センターの医師や看護師が搭乗して救急現場に出動し、患者を治療しながら医療機関に搬送している。同病院は2005年7月から独自でヘリを運航していたが、08年12月以降、県の補助を受けて、県ドクターヘリとして運航を続けている。08年12月から今年10月末までに1746人を搬送した。