高校生ビジネスグランプリ 八重農、ベスト8残る


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高校生ビジネスプラン・グランプリの最終選考8校の1校に選ばれた県立八重山農林高校畜産部

 日本政策金融公庫主催の高校生ビジネスプラン・グランプリで全国151校1546件の中から最終選考の8プランに、県立八重山農林高校畜産科が作成した「『石垣長寿牛』加工食品の開発」が選ばれた。来年1月11日の東京大学での発表会で8プランの中からグランプリなどが決まる。

 経年で子牛が産めなくなった母牛はこれまでは主に、だし利用か廃棄されてきた。八重農畜産科の8人は、老廃牛を再肥育させて太らせレトルト食品など新商品に加工することで「長寿牛」として価値転換させるビジネスモデルを考案した。
 高校生ビジネスプラン・グランプリは、日本公庫が「自ら考え、行動する力」を養える起業教育の推進を目的に、全国の高校生を対象に今年初開催。1次選考は全国1546件から100点満点で採点して選考した。八重農は8校の中でも上位の点数を獲得したという。地域別選考ではなく、県内からも7校22件応募。最終選考に残ったのは八重農のみだった。1月の発表会に向けて沖縄公庫が八重農の練習を支援していく。