伊計島で「儀間比呂志展」 沖縄戦と暮らし、絵本原画で紹介


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儀間比呂志さんの絵本の原画に見入る来場者=11月29日、うるま市与那城の旧伊計小中学校

 【伊計島=うるま】沖縄の生活や戦争を、版画で絵本に収めた作家展「儀間比呂志・絵本の世界Part2~沖縄のくらし ミーグルグル検索~」(うるま市観光物産協会主催)が11月29日、うるま市の伊計島にある旧伊計小中学校で始まった。入場無料。8日まで。

 絵本の原画や儀間さんが県内各地で撮影した写真、鍋掛け(カキジャー)や機織りの時に糸をより合わせる道具「ヤーマ」など、絵本に描かれた沖縄民具が展示されている。
 バーキー(かご)を頭に乗せたり、チン(着物)を着たりなど、沖縄の昔の生活を体験するコーナーもある。民具に触れながら質問に答える「ミーグルグル検索」をするとオリジナル缶バッジがもらえる。黄金芋やモズクなど島の特産品を使った物産を販売する「おばあ喫茶」など飲食店もある。午前10時~午後6時まで。