「ちにん太陽ぬ会」学校支援で発足 退職教師ら地域力掲げ


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新しい学校支援団体「ちにん太陽ぬ会」のメンバー=南城市立知念小学校

 【南城】「地域の子供たちは地域で育てる」を掲げ南城市知念の有志がこのほど、新たに学校支援ボランティア「ちにん太陽(てぃだ)ぬ会」を発足させた。学力向上と環境整備に積極的に側面から取り組んでいくことになった。

 元高校校長の前城盛雄さんが呼び掛け人となって同市立知念小学校で協議会を開催。地域で活動をしている民生委員や市議らのほか、高嶺朝勇市教育長、比嘉葉子知念小校長が参加した。初代会長に前城盛雄さんが選ばれた。副会長に前城秀雄さんと具志堅米子さん、事務局長には市教育コーディネーターの古謝久子さんが就任した。
 旧知念村には退職教諭を中心とした学校支援ボランティア「水明会」があるが、高齢化に伴い活動が衰退したため、新たに会を立ち上げた。
 太陽ぬ会では元教諭だけでなく一般市民からも公募して会員を増やし、活動の活性化を図っていくことにしている。会則3条の目的に知念地区を基本とする市内の学校教育支援を掲げ、学習支援のほか環境整備、交通安全指導と平和学習講演などを行っていく。
 前城会長は「ぜひ会員に応募してもらって、地域の子どもたちの学力向上と環境整備に力を貸してほしい」と各団体に呼び掛けている。
(知花幸栄通信員)