米海軍兵が女性暴行 佐世保母港の強襲揚陸艦員


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 【ワシントン=島袋良太本紙特派員】長崎県佐世保を母港とする米海軍の強襲揚陸艦の乗組員が、巡回駐留先のオーストラリアを訪問中に現地の民間人女性に性的暴行をした疑いで逮捕されていたことが3日までに分かった。

同艦は、沖縄を拠点とする米第31海兵遠征部隊(31MEU)と行動を共にしている。豪州主要メディアや米海軍専門紙・ネイビータイムズ電子版などが2日までに報じた。
 逮捕は9月11日付。同紙によると、この海軍兵は同月13日に保釈され、来年1月にオーストラリアで裁判が始まるまで佐世保基地に戻っている。オーストラリアの主要メディアによると、豪州連邦法、事件が起きたダーウィンの州法、豪米地位協定に基づく措置。
 部隊を統括する第7艦隊はネイビータイムズに対し、刑が確定するまでの間は、米国の法律に基づき被疑者の名前は公表できないとしている。その上で「要求された時にオーストラリアに戻る」と説明している。
 同紙によると、この海軍兵は、沖縄から訓練で派遣されていた31MEUの兵員や装備を引き揚げるためにオーストラリアに2日間の日程で寄港した際に、犯行に及んだ。