安里カツ子氏死去 副知事、りゅうせき副社長歴任


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 県副知事やりゅうせき副社長、那覇空港ビルディング会長などを歴任した安里カツ子氏が5日午後11時40分、心不全で死去した。66歳。9月下旬から県内の病院で入院加療中だった。通夜は8日午後6時から8時、那覇市銘苅3の22のサンレーメモリアルホール那覇北紫雲閣で。告別式は9日午後4時から5時に同会場で行う。

喪主は夫成一(せいいち)さん。
 安里氏は名護市生まれ。那覇商業高校、商業実務専門学校卒。1967年に琉球石油(現りゅうせき)入社。87年、りゅうせきビジネスサービス設立に参画。同社常務、社長、りゅうせき専務などを経て2006年からりゅうせき副社長。07年から副知事を4年務めた。
 就任1期目の副知事として、07年2月に安里氏を登用した仲井真弘多知事は6日、「温かい人柄で誰からも愛されていた。最近体調を崩されていると聞いていたが、心配していた矢先の訃報で残念でならない」とのコメントを発表した。さらに「民間企業で培われた経営手腕を生かし、県政のさまざまな課題解決に尽力してもらった」とした。