車いすマラソン招待参加2選手 宜野湾の3小で講話


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レース用車いすに試乗した児童と共に走る西田宗城さん(右)=6日、宜野湾市立大山小学校

 【宜野湾】8日に宜野湾市で開かれる全労済カップ第25回ぎのわん車いすマラソン大会を前に、招待選手の木山由加さん(29)と西田宗城さん(29)が6日、同市の普天間小、嘉数小、大山小で講話した。西田さんは大山小で、「できないことよりできることを考え、前を向いて走り続けてほしい」と語り掛けた。

 野球少年だった西田さんは20歳の時、交通事故で脊髄を損傷し車いす生活となった。児童に目を閉じるよう呼び掛け、「苦しい時は友達や先生に相談しながら、前を向いて走り続けてほしい」と語った。
 レース用車いすに試乗した島袋晃輔君(10)は「意外と速かった」と驚いた様子。光崎脩君(10)は「腰を曲げたりして、つらかった。40キロも走るのは絶対に難しい」と話した。