第65回県民体育大会の自転車競技トラックレースが7日、県総合運動公園自転車競技場で行われ、伊波直人(チーム池原)が1000メートル速度競争と2000メートル個人追い抜きで2冠を果たした。200メートル速度競争は照屋将貴(北中城高)が2連覇した。
◆実力差見せつけ 高校生にエール「頑張って」
高校時代から沖縄自転車界で名をはせる伊波直人(チーム池原)が、1000メートル速度競争と2000メートル個人追い抜きで2冠を果たし、実力の差を見せつけた。
1000メートル速度競争では、2位に約1秒差をつけて優勝。2000メートル個人追い抜きでもスタート直後から力強いレースを展開した。
実は、ここ最近ほとんど自転車に乗っていなかったという伊波。「とにかく楽しもうと思っていた」と、自身のレースを笑顔で振り返る一方で「うれしいよりも残念な気持ちの方が大きい。高校生に勝ってほしかった」と厳しく注文も。
強豪・北中城高出身の伊波は、九州制覇、全国総体でも3位入賞と、輝かしい成績を持つ。高校時代は放課後や早朝も自転車に乗り、ただ速くなりたい一心で練習に明け暮れた青春を振り返る。
「もっと高校生には頑張ってほしい」と話す22歳は現在、ミニバスケットボールの指導やトライアスロンにも挑戦している。今後は自転車の指導も視野に入れており「いろいろな競技を楽しみながら両立させたい」と話した。
(仲本文子)
◆予想通りのタイム
200メートル速度競争2連覇の照屋将貴(北中城高) 予想通りのタイムだったが、まだまだ練習不足。将来プロを目指していて、今後は県内のプロ選手に弟子入りしようと考えている。ことしはダメだったけど来年また試験を受け直して、プロとして活躍したい。
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