金城さん山梨県知事賞 国民文化祭「文芸祭現代詩大会」


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国民文化祭の文芸祭現代詩大会で山梨県知事賞を受賞した金城瑞季さん=11月28日、与那国町久部良

 【与那国】山梨県で開催された第28回国民文化祭の「文芸祭現代詩大会」中・高校生の部で、久部良中学校の金城瑞季さん(3年)が山梨県知事賞を受賞し話題となっている。「国民文化祭」は文化庁が主催する国内最大級の文化イベントで、毎年各県が持ち回りで開催している。

 ことしは年間を通して山梨県の魅力を満喫してもらおうと、1月12日~11月10日の初の通年開催となっていた。笛吹市で行われた文芸祭現代詩大会は「いのちのきずな 詩のきずな」がテーマ。
 金城さんは自身が通う中学校で飼育しているヤギの出産について詩を書いた。産気づくヤギを前に生徒がみんなで励まし合い2匹の子ヤギが生まれた。「生命ってこうやってうまれてくるんだ」。感動で涙が流れた。
 ヤギが出産したその日はクリスマス。「生命の誕生の瞬間」という素晴らしいプレゼントをもらった。その詩が受賞したことを聞いて「うれしい。びっくりした」と話した。
 10月27日の授賞式には母親の勇子さんと参加した。金城さんはこの貴重な体験を今後に生かし「大学では法律を学びたい」と将来の夢を語った。
(東浜リエ通信員)

※注:東浜リエ通信員の「浜」は、「兵」がウカンムリに「眉」の目が「貝」