仲井真知事が本会議欠席 足、腰の療養のため


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 仲井真弘多知事は9日、足から腰にかけての痛みやしびれが慢性化する恐れがあるとして、療養のため県議会本会議を欠席した。一般質問に先立ち、高良倉吉副知事が文書を読み上げ、明らかにした。

 高良氏は医師から安静にするよう指示されたと説明。「知事は、健康上の問題で議会や県民に心配と迷惑を掛け、心苦しく思っている。知事に代わり深くおわびする」と述べた。
 県などによると、知事は11月中旬ごろから腰や足を痛め、医師に座骨神経痛と診断されていた。歩行や起立が困難な場合があるほか、椅子に座っていても痛むことがあり、医師からは安静を保つよう指示されているという。
 知事は今県議会で、腰や足を手でたたき、足を引きずるように歩くなど、腰や足を気にする様子がたびたび見られた。6日には「寒くなるとだいぶ痛くなる」と漏らしていた。
 県は4日の本会議開会前に、体調によっては知事が途中退席や欠席の可能性があると申し入れる文書を県議に配布。県議会が了承していた。
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