沖尚、神宮V祝う 赤嶺主将「諦めないこと重要」


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祝賀会で明治神宮野球大会優勝を報告する沖縄尚学ナインと、九州大会や全国大会で好成績を残した部の生徒たち=9日、同校体育館(諸見里真利撮影)

 11月に行われた第44回明治神宮野球大会で県勢初の優勝を飾った沖縄尚学ナインの祝賀会が9日、同校体育館で開かれ、約600人が快挙を祝った。九州大会で好成績を収めた高校の硬式テニス部と柔道部、全国大会で3チームが上位入賞した中学珠算部の健闘もたたえた。

 生徒たちはテニス部を先頭に入場し、最後にメダルを首に掛けた野球部メンバーが登場した。県高野連の神谷孝会長が「今年の沖尚は勝利に対する強い精神力が備わっている。さらに飛躍し県民に感動と勇気を与えてくれることを期待している」と祝辞を述べた。
 翁長雄志那覇市長は「県民、市民の夢と希望を乗せて活躍しくれるよう祈念している」とあいさつした。
 8点差をひっくり返した神宮大会決勝の様子も、映像で紹介された。会場にはヒットのたびに拍手や指笛が飛び交い、さながら球場で応援しているような雰囲気に。優勝の瞬間はひときわ大きな拍手が起こった。
 壇上で野球部の赤嶺謙主将は「諦めない重要性を感じた。この経験を次に生かしたい」と語り、中学珠算部で全国優勝メンバーの知念優里奈さんは「来年も日本一を取れるよう頑張っていく」と意気込んだ。
 テニスは全国選抜高校大会九州地区大会の団体で女子が初優勝、男子が3位入賞し、柔道は九州高校新人大会の団体で男子3位、女子5位。珠算は全日本通信競技大会の団体で優勝、4位、8位という好成績だった。