県内いじめ激増3538件 前年度の12倍


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 全国の国公私立の小中高校などが2012年度に把握したいじめは過去最多の19万8108件で、約7万件だった11年度の2・8倍に上ったことが10日、文部科学省の問題行動調査で分かった。県内は、296件だった11年度の12倍に当たる3538件だった。

県内の不登校は高校で1476件確認され、不登校率3・06%は大阪府の3・34%に次いで全国で2番目に高かった。県内の暴力行為は、11年度より92件多い570件に上った。東日本大震災で被害が大きかった宮城、福島両県では、他地域と比べ不登校の児童生徒の増加が目立った。
 諸見里明県教育長は「結果をしっかり分析し、具体的な対応策を講じる」とのコメントを発表した。