部活は2時間内 県教育庁提言、教員の負担減


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 県教育庁は13日、部活動や学校行事、家庭訪問などを見直し、教員の負担軽減を図るよう求めた提言を各教育事務所に送付した。教員が顧問として多くの時間を割く中学校の部活動について、平日の練習時間は2時間以内とし、午後6時半までの完全下校を促している。

提言に強制力はなく、各市町村教委の判断に任される。同庁は教員の校務改善により、児童生徒の学力向上や問題行動の減少につながることを期待している。
 提言ではこのほか、部活動について(1)土日のいずれか、毎月第3日曜の「家庭の日」は休養日とする(2)定期テスト前の1週間は部活動を停止する(3)対外試合数に上限を設ける―なども呼び掛けた。
 運動会や学習発表会は練習期間を2週間とし、卒業式は過度な演出を控えるよう求めた。年度初めに行われる家庭訪問は、授業に影響が出ない夏休み中の実施などを提言。その他、宿題として課す日記は廃止し、家庭学習は授業と連動した内容を課すよう求めた。