北部観光 連携しPR 12市町村が議論


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ワークショップで意見を出し合う参加者ら=11日、名護市の北部会館

 【名護】北部12市町村で連携した観光事業を推進する「やんばる観光連携推進事業」のエリアワークショップ(北部広域市町村圏事務組合主催)が11日、名護市の北部会館で開かれた。北部地区の観光行政や企画運営の関係者らが集まり、連携事業のアイデアや連携体制について意見を出し合った。

 同事業は北部振興策に基づく事業で2012年度から実施している。北部12市町村による広域の事務局構築と、連携事業の実施が目的。
 会では、紡代表取締役の玉沖仁美氏が連携事業について「人員が豊富で階層的になっている組織がうまくいく」とアドバイス。体験学習などのプログラムについて「受け入れ先との詳細な情報交換が大事になる」と指摘した。
 ワークショップでは、北部地域の北、南、本部半島・離島の3エリアで意見を出し合い、連携事業案について発表した。
 北エリアからは、豊年祭ツアーややんばる船ツアーなど、地域の歴史や文化を生かした事業や、国頭村で実施するトレイルランニングなどを例に、自然を生かしたスポーツツーリズムを提案する声が上がった。
 奄美群島観光物産協会からは連携事例の紹介があった。