真柔会旗柔道 5・6年、さざれ道場V


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5・6年の部決勝 さざれ道場―沖尚少年教室A 払い腰を決める、さざれ道場の三浦啓瑚主将(右)=14日、県立武道館

 柔道の第9回真柔会旗争奪少年大会が14日、県立武道館で行われ、5・6年の部はさざれ道場(三重)が初優勝を飾った。3・4年の部は沖尚少年教室Aが、1・2年の部はサンシャイン練成館Aがそれぞれ栄冠をつかんだ。

◆さざれ道場 攻める柔道やり遂げた
 三重県から初参戦したさざれ道場。決勝は沖尚少年教室Aに2―2と苦戦を強いられたが、2勝とも一本勝ちを決めていたため内容勝ちで優勝した。
 身長166センチ、体重90キロの先鋒(せんぽう)中村心が、体格差で余裕の勝利。その後は黒星、引き分けと続いたが、副将の三浦啓瑚主将が足技のフェイントをかけ続け、最後に払い腰で一本勝ち。チームを勝利へ導いた。
 森部幸泰監督が興南高OBだったため、今回の来県が実現した。森部監督は「自分の高校時代からのライバルだった沖尚に勝ててうれしい」と、選手らの奮闘ぶりに目を細めた。三浦は「初めて対戦する選手も多かったが、攻める柔道ができた」と、満足げに話した。