13―14年期のキビ生産68万トン見込み


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 JAおきなわ(砂川博紀理事長)が16日発表した2013~14年期のサトウキビ生産見込み数量は、分蜜糖と含蜜糖を合わせて前期比1・6%増の68万6109トンとなった。

夏場に長期間続いた干ばつ傾向や台風被害が影響し、目標の80万トンに届かない見通しだが、平均糖度は前年より高い数値を見込んでいる。
 分蜜糖は日本分蜜糖工業会、含蜜糖は県黒砂糖工業会がまとめた。数値は11月1日時点。内訳は分蜜糖が前期比1・3%増の62万9043トン、含蜜糖が5・2%増の5万7066トンだった。含蜜糖は6日に既に製糖を開始しており、分蜜糖も25日に始まる予定。
 大幅な生産回復には至らなかった一方で、平均糖度は前年の14・2度を大きく上回る見通し。
 うるま市の球陽製糖では12月1日時点で糖度が13・9度に達しており、製糖を開始する年明けごろには、15度ほどになると見込んでいる。
 JAおきなわの担当者は「今年は干ばつがあったが、葉が残ったおかげで光合成ができ、蜜がたまっている」と説明した。