中国の吉祥航空は来年1月31日にも、那覇―上海線を新規就航させる。週4往復運航(火・木・金・日曜日)で、使用機材はエアバス320の158席。同社は2012年9月20日に同路線の開設を予定していたが、尖閣諸島をめぐる問題で就航を延期していた。
同路線の開設で、中国路線の運航会社は中国東方航空(那覇―上海線)、中国国際航空(那覇―北京線)の3社となる。吉祥航空は現在、国土交通省に就航認可を申請しており、来週中にも正式に認可される見通し。
那覇路線の開設について、同沖縄支店の董蔚(とうい)支店長は「沖縄と中国の友好と経済発展のために一刻も早い就航を目指し、関係機関との調整を進めてきた」と説明。今後の目標について「搭乗率80%を目指したい」と述べた。
吉祥航空の新規開設について、県上海事務所の金城達雄所長は「日中関係が改善している兆しだ。同社は中国国内で既に多くの都市に就航しており、今後中国内陸のお客さんが乗り継ぎで沖縄に来ることが期待できる」と指摘した。さらに「同社は来年の夏に向けてデーリー(毎日)運航を検討している」と話した。
(呉俐君)